シカ(鹿)の参考資料

 シカは、国内において縄文時代から多く出土しています。縄文時代には、シカとイノシシはほぼ同率出土しており、縄文時代出土獣骨の二大獣骨になります。不思議なことに、縄文時代にイノシシは土製品が多く製作されているのに対し、シカはほとんど製作されていません。

◆本:シカ(鹿)

『事典・人と動物の考古学』
『事典・人と動物の考古学』

●西本(2010)

 

西本豊弘

2010年 

「シカ」[pp.78-81]

「鹿角の特徴とその利用」[pp.182-183] 

『事典・人と動物の考古学』

西本豊弘・新美倫子編

吉川弘文館

『動物考古学』
『動物考古学』

●藤田・宮路・松井(2008)

 

藤田正勝・宮路淳子・松井 章

2008年

「第7章.大型野生哺乳類」

『動物考古学』

松井 章編

京都大学学術出版会

pp.177-211

 

*イノシシ・ニホンジカ・カモシカ・ツキノワグマの骨格図が掲載。

『環境考古学マニュアル』
『環境考古学マニュアル』

●樽野(2003)

 

樽野博幸

2003年

"第1節.哺乳類遺体①:大型哺乳類"

「第3章.動物学と考古学」

『環境考古学マニュアル』

松井 章編

同成社

pp.171-178

『考古学と動物学』
『考古学と動物学』

●西本(1999)

 

西本豊弘

1999年

「第3章.哺乳類の骨の分類」

『考古学と動物学』

西本豊弘・松井 章編

同成社

pp.21-36

 

シカとイノシシの骨格図が掲載されている。

『歯から読みとるシカの一生』
『歯から読みとるシカの一生』

●高槻(1997)

 

高槻成紀

1997年

『歯から読みとるシカの一生』

岩波書店

 

『日本史のなかの動物事典』
『日本史のなかの動物事典』

●千葉(1992)

 

千葉徳爾

"鹿"

「哺乳類」

『日本史のなかの動物事典』

金子浩昌・小西正泰・佐々木清光・千葉徳爾

1992年

東京堂出版

pp.44-47

『歯の比較解剖学』
『歯の比較解剖学』

●大泰司(1986)

 

大泰司紀之

1986年

'4)反芻類(亜目)'

"22.偶蹄類(目)"

「第5章.哺乳類の歯」

『歯の比較解剖学』

後藤仁敏・大泰司紀之編

医歯薬出版

pp.195-197

『貝塚の獣骨の知識』
『貝塚の獣骨の知識』

●金子(1984)

 

金子浩昌

1984年

「偶蹄目(1):イノシシ・シカ

『貝塚の獣骨の知識』

東京美術

pp.1-103

『続日本野生動物記』
『続日本野生動物記』

●小原(1972)

 

小原秀雄

1972年

「シカ」

『続日本野生動物記』

中央公論社

pp.153-180

◆論文・雑誌:シカ(鹿)

雑誌「動物考古学」第27号
雑誌「動物考古学」第27号

●植月(2010)

 

植月 学

2010年

「縄文時代晩期骨塚における動物遺体の形成過程」

『動物考古学』

第27号

pp.1-16

 

シカとイノシシの分析結果が掲載されている。

雑誌「動物考古学」第24号
雑誌「動物考古学」第24号

●蜂須賀・新美(2007)

 

蜂須賀敦子・新美倫子

2007年

「中妻貝塚1951年発掘調査出土シカ・イノシシ遺体について」

『動物考古学』

第24号

pp.77-84

雑誌「動物考古学」第24号
雑誌「動物考古学」第24号

●太子(2007)

 

太子夕佳

2007年

「ニホンジカの下顎第2後臼歯の大きさの比較」

『動物考古学』

第24号

pp.57-63

雑誌「動物考古学」第24号
雑誌「動物考古学」第24号

●石丸(2007)

 

石丸恵利子

2007年

「山間地域における縄文時代の狩猟と遺跡の利用形態:帝釈峡遺跡群の洞窟・岩陰遺跡の検討」

『動物考古学』

第24号

pp.1-23

 

*イノシシとニホンジカの時期別・遺跡別部位出現頻度が掲載されている。

雑誌「動物考古学」第23号
雑誌「動物考古学」第23号

●坂下(2006)

 

坂下貴則

2006年

「ニホンジカを標的としてナイフ形石器装着の複製槍による刺突実験」

『動物考古学』

第23号

pp.55-67

雑誌「動物考古学」第19号
雑誌「動物考古学」第19号

●西本(2002)

 

西本豊弘

2002年

「哺乳動物骨格図集(1)」

『動物考古学』

第19号

pp.93-119

 

*ムササビ・ノウサギ・タヌキ・アナグマ・カワウソ・キツネ・イヌ・サル・イノシシ・シカの骨格図が掲載されている。

「週刊日本の天然記念物」第15号
「週刊日本の天然記念物」第15号

「奈良のシカ」

『週刊日本の天然記念物:動物編』

第15号

2002年

小学館

雑誌「動物考古学」第9号
雑誌「動物考古学」第9号

●新美(1997)

 

新美倫子

1997年

「シカの死亡時期査定に関する予察:エゾシカの場合」

『動物考古学』

第9号

pp.21-32

雑誌「動物考古学」第9号
雑誌「動物考古学」第9号

●橘(1997)

 

橘 麻紀乃

1997年

「現生シカ骨格の大きさによる性査定」

『動物考古学』

第9号

pp.33-46

雑誌「動物考古学」第5号
雑誌「動物考古学」第5号

●西本(1995)

 

西本豊弘

1995年

「縄文人の食肉交換について」

『動物考古学』

第5号

pp.1-9

 

*縄文時代のシカとイノシシの出土部位別比率が検討されている。

雑誌「動物考古学」第2号
雑誌「動物考古学」第2号

●白木・西本(1994)

 

白木紀子・西本豊弘

1994年

「縄文時代のシカ・イノシシの大きさの変異」

『動物考古学』

第2号

pp.39-52 

 

*上腕骨(遠位部)・橈骨(近位部)・脛骨(遠位部)の計測値が掲載されている。

「国立歴史民俗博物館研究報告」第42集
「国立歴史民俗博物館研究報告」第42集

●小池(1992)

 

小池裕子

1992年

「生業動態からみた先史時代のニホンジカ狩猟について」

『国立歴史民俗博物館研究報告』

国立歴史民俗博物館

第42集

pp.15-45

「国立歴史民俗博物館研究報告」第29集
「国立歴史民俗博物館研究報告」第29集

●本郷(1991)

 

本郷一美

1991年

「哺乳類遺存体に残された解体痕の研究:鳥浜貝塚85区出土の獣骨をとおして」

『国立歴史民俗博物館研究報告』

第29集

国立歴史民俗博物館

pp.149-195

 

シカとイノシシの解体痕の研究。

「国立歴史民俗博物館研究報告」第29集
「国立歴史民俗博物館研究報告」第29集

●大塚(1991)

 

大塚裕之

1991年

「鹿角の年齢査定の試み:瀬戸内海産の更新世化石シカを例にして」

『国立歴史民俗博物館研究報告』

第29集

国立歴史民俗博物館

pp.109-122