ウシ(牛)の参考資料

 ウシ(牛)の起源は、約9,000年前の西アジアだと考えられています。日本には、弥生時代に渡来してきたと推定されていますが、確実な証拠がありません。今の所、国内における最古のウシは、5世紀頃の南郷遺跡(奈良県御所市)から出土しています。また、古墳時代には、ウシの埴輪も多く出土しています。

 しかし、国内でも地域差があり、東日本にはウマ(馬)が多く出土し、西日本ではウシとウマが同程度出土することが知られています。

◆本:ウシ(牛)

『事典・人と動物の考古学』
『事典・人と動物の考古学』

●西本(2010)

 

西本豊弘

2010年

「ウシ」

『事典・人と動物の考古学』

西本豊弘・新美倫子編

吉川弘文館 

pp.162-163

『事典・人と動物の考古学』
『事典・人と動物の考古学』

●新美(2010)

 

新美倫子

2010年

「シカとウシの角の違い」

『事典・人と動物の考古学』

西本豊弘・新美倫子編

吉川弘文館

pp.38-39

『人と動物の日本史1.動物の考古学』
『人と動物の日本史1.動物の考古学』

●黒澤(2008)

 

黒澤弥悦

2008年

「コラム.ウシ:離島に息衝く古代の牛」

『人と動物の日本史1.動物の考古学』

西本豊弘編

吉川弘文館

pp.253-255

『動物考古学』
『動物考古学』

●藤田・松井(2008)

 

藤田正勝・松井 章

2008年

「第8章.大型家畜」

『動物考古学』

松井 章編

京都大学学術出版会

pp.213-236

『環境考古学マニュアル』
『環境考古学マニュアル』

●松井(2003)

 

松井 章

2003年

「第4節.歴史時代の動物考古学」

『環境考古学マニュアル』

松井 章編

同成社

pp.201-209

『動物と人間の歴史』
『動物と人間の歴史』

●江口(2003)

 

江口保暢

2003年

「第4頭.ウシ:牛は農耕とともに歩んで来た」

『動物と人間の歴史』

築地書館

pp.73-104

 

*「第4章」ではなく、「第4頭」と書かれているところに著者の遊び心がうかがえます。 

『ウシの動物学』
『ウシの動物学』

●遠藤(2001)

 

遠藤秀紀

2001年

『ウシの動物学』

[アニマルサイエンス2]

林 良博・佐藤英明編

東京大学出版会

『考古学と自然科学2.考古学と動物学』
『考古学と自然科学2.考古学と動物学』

●久保・松井(1999)

 

久保和士・松井 章

1999年

「第10章.家畜その2:ウマ・ウシ

『考古学と自然科学2.考古学と動物学』

同成社

pp.169-208

『十二歯考』
『十二歯考』

●大泰司(1993)

 

大泰司紀之

1993年

「ウシ(丑):偶蹄目反芻亜目・海牛目」

『十二歯考:歯が語る十二支の動物誌』

医歯薬出版株式会社

pp.42-49

『牛肉と日本人』
『牛肉と日本人』

●吉田(1992)

 

吉田 忠

1992年

『牛肉と日本人』

農山漁村文化協会

『日本史のなかの動物事典』
『日本史のなかの動物事典』

●千葉(1992)

 

千葉徳爾

"牛"

「哺乳類」

『日本史のなかの動物事典』

金子浩昌・小西正泰・佐々木清光・千葉徳爾

1992年

東京堂出版

pp.12-15 

『人間がつくった動物たち』
『人間がつくった動物たち』

●正田(1987)

 

正田陽一

1987年

「牛」

『人間がつくった動物たち:家畜としての進化』

正田陽一編著

東京書籍

pp.15-44

『歯の比較解剖学』
『歯の比較解剖学』

●大泰司(1986)

 

大泰司紀之 

1986年

'4)反芻類(亜目)' 

"22.偶蹄類(目)"

「第5章.哺乳類の歯」

『歯の比較解剖学』

後藤仁敏・大泰司紀之編

医歯薬出版株式会社

pp.195-197

『貝塚の獣骨の知識』
『貝塚の獣骨の知識』

●金子(1984)

 

金子浩昌

1984年

「偶蹄目(2):ウシ」

『貝塚の獣骨の知識:人と動物とのかかわり』

東京美術

pp.153-156

◆論文:ウシ(牛)

雑誌「動物考古学」第23号
雑誌「動物考古学」第23号

●西本(2006)

 

西本豊弘

2006年

「動物骨格図集(4)」

『動物考古学』

第23号

pp.131-150

 

ウシとウマの骨格図が掲載されている。 

雑誌「動物考古学」第14号
雑誌「動物考古学」第14号

●松井(2000)

 

松井 章

2000年

「斃牛馬利用の動物考古学的考察:特に牛角の利用について」

『動物考古学』

第14号

pp.11-22

雑誌「動物考古学」第14号
雑誌「動物考古学」第14号

●西中川(2000)

 

西中川 駿

2000年

「わが国の在来牛と九州の古代牛」

『動物考古学』

第14号

pp.3-10

雑誌「動物考古学」第9号
雑誌「動物考古学」第9号

●斉木・西本(1997)

 

斉木秀雄・西本豊弘

1997年

「鎌倉市由比ヶ浜南遺跡の獣類頭蓋骨列」

『動物考古学』

第9号

pp.77-81

 

*ウマ・ウシ・イルカの頭蓋骨列について書かれてる。