◆出土人骨:和書
●藤田(2012)
藤田 尚 編New!
2012年
同成社
第Ⅰ部.骨に現れる病変
第Ⅱ部.歯に現れる病変
*本書は、国内初の古病理学事典です。骨の古病理13編・歯の古病理10編が、図・写真・文章で解説されています。私も、Ⅰ.骨に現れる病変の内、「広汎性特発性骨増殖症」と「頭蓋骨縫合早期癒合症」を執筆しました。
●谷畑・鈴木(2004)
谷畑美帆・鈴木隆雄
2004年
学生社
1.遺跡から出土する人骨
2.骨からわかること
3.人骨の同定
4.骨にみられる病気の痕跡
5.古人骨からわかること
*本書は、タイトルに「考古学のための」がつけられているように、考古学者向けに書かれたものです。
●鈴木・林(2003)
鈴木隆雄・林 泰史編
2003年
朝倉書店
1.骨の進化・人類学
2.骨にかかわる風俗習慣と文化
3.骨の組成と機能
4.骨の病気
*本書は、骨にかかわるあらゆる分野について網羅されています。全32編の項目が解説されており、専門家向けの事典です。
●馬場(1998)
馬場悠男編
1998年
同成社
1.古人骨と考古学(馬場悠男)
2.古人類学のあらまし(馬場悠男)
3.人骨に関する基礎知識(鈴木隆雄)
4.人骨から得られる情報(鈴木隆雄)
5.古人骨から知られる食生活(小池裕子)
6.DNAと考古学(植田信太郎)
7.人骨の取扱い方・手引き(馬場悠男)
*第3章・第4章・第7章が、参考になります。
●鈴木(1998)
鈴木隆雄
1998年
講談社[その後、2010年に講談社学術文庫に『骨から見た日本人』として再録]
プロローグ.古病理学からみえる世界
1.化石にあらわれた病気:人類進化の世界
2.強く生きる:よみがえる縄文の世界1
3.福祉と介護:よみがえる縄文の世界2
4.日本人誕生:結核は何をもたらしたか
5.刀と病と極楽と:鎌倉の世界
6.江戸を生きる:命長ければ病多し
エピローグ.現代人の骨:老化の変遷と死への想い
●片山(1990)
片山一道
1990年
同朋舎[その後、1999年に角川文庫に再録]
1.骨考古学ことはじめ
2.人の骨について
3.古人骨の個人識別
4.古人骨から探る日常的生業活動
5.古人骨から探る健康白書
6.古人骨から探る人口現象
7.骨考古学のすすめ
*人骨から、どのような情報を読み解くことができるかが解説されています。